毎日がクリスマス

カトリック司教 幸田和生のブログです。説教メモなど

三位一体の主日(神田教会堅信式)ホミリア

20140615

●三位一体の主日(2014.6.15神田教会堅信式)

 I. 出エジプト34・4b-6, 8-9
 II. 二コリント13・11-13
 福. ヨハネ3・16-18

 ホミリア
 今日はいいお天気になりました。堅信を受ける皆さんの行いや心がけが良いからでしょうか。残念ながらそうではありません。イエスさまの教えでは、そんなことはないのです。イエスさまが一番はっきりと神さまについて語った言葉はこういう言葉です。
 「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる」(マタイ5・45)
 神は良い人には良い報いを与え、悪い人には罰を与える。そういう神さまのイメージは聖書の中にもいっぱいあります。でもイエスさまは、はっきりと神さまとはこういう方だと教えてくださいました。これは大切なことです。
 わたしたちの両親はわたしたちが小さかった頃、わたしたちが良い子にしていればご飯を食べさせ、悪い子だったらご飯をくれないということがあったでしょうか。まあたまにはあったかもしれませんね。それは善悪を教えるためでしょう。でも悪い子にはいつも必要なものを与えないというふうにされてきたら、わたしたちは誰一人、今日まで生きてこられなかったはずです。わたしたちが良い子であろうと、悪い子であろうと親は良いものを与え続けてくれました。まして神さまは、この世界をお造りなり、人間をお造りになり、人間に必要なものをすべて与えてくださっている、だからこそ人間は生きることができるのです。聖書が教える神さまの姿の根本はこれです。イエスさまが『父』と呼んで示してくださった神さまの根本的な特徴はこれです。
 第一朗読の出エジプト記は神さまが自己紹介しています。イスラエルの民が罪を犯し、神に決定的に背いてしまった時のことです。そのとき、神さまはこう言います。「主、主、あわれみ深く恵みに富む神、忍耐強く、いつくしみとまことに満ちたもの」罰よりもいつくしみとゆるしのほうがはるかに勝っているというのです。
 神さまは人間が生きるため、それもよく生きるために、人間にとって良いものを与え続けてくださる方です。そして神さまが人間を愛して、最高に愛するために与えてくださったもの、それは神の独り子イエスさまでした。
 今日の福音はそのことをはっきると告げる箇所です。
 「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」とヨハネは言います。これがキリスト教の核心です。この言葉にわたしたちの信仰のすべてが表されていると言ってもいいです。
 2000年前に、神の子イエスが、わたしたちと同じ人間になり、わたしたちと同じように弱さを持った人間として、わたしたちの兄弟として生きました。イエスさまは、すべての人を同じ神の子として大切にし、わたしたち皆が互いに兄弟姉妹としてお互いを尊重し合いながら生きる道を示してくださいました。最後の最後、十字架でいのちをささげるまで、その道を歩み通されました。そのイエス様の生涯を知れば知るほど、神さまがどれほどわたしたち人類を愛してくださったかが分かります。
 今日、堅信の秘跡を受ける皆さん、皆さんは、これまでこの神の愛に包まれて生きてきました。辛いことやひどい経験もあったかもしれません。でも大きな神の愛に包まれ、支えられて生きてきたと思います。堅信の秘跡を受けるということは、今日から皆さんがその神の愛を伝える人になるということです。そのために聖霊という神さまからの大きな力をいただきます。わたしたちの心の中に働く神の力、愛の力です。
 わたしたちはどうしたら神の愛を伝える人になれるでしょうか。自分には何もできないと感じるかもしれません。でも、きっと何かできることがあるはずです。自分のことばかりでなく、少しでも他人のことを考えられるようになる、そういうことかもしれません。病気の人のお見舞いをすることかもしれません。さびしい思いをしている人に声をかけることかもしれません。誰かの話し相手になるだけのことかもしれません。世界中で、戦争や貧しさのために苦しんでいる子どもや大人のために祈ることしかできないかもしれません。でも何かできることがある。神さまの愛を伝えるために、わたしたちには何かできることがある。そのことを忘れないでください。
 そしてそのために三つのことを大切にしてください。それは聖書と祈りと信仰の仲間、の三つです。・・・
 (以下いつも繰り返していることなので、省略します)


※堅信を受けた人は全部で30人以上いました。
 写真は受堅者の中でたまたま近くにいた子どもたちと。ブログとFB掲載の了解をもらっています。

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| | 2014-06-21(Sat)11:29 [編集]