毎日がクリスマス

カトリック司教 幸田和生のブログです。説教メモなど

千葉中央宣教協力体合同堅信式ミサ

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20140923

昨日も堅信式でした。
場所は千葉市緑区にある聖母マリア幼稚園の園庭。野外ミサです。
とても広い庭で、大きな木がたくさんありました。天気も最高。
シスターたちが、朝から蚊の駆除もしてくださっていて、その点も心配なし。

千葉寺、東金、西千葉、茂原4教会から35人の方が堅信の秘跡を受けられました。
その中の1人は、かつてわたしが西千葉教会で幼児洗礼を授けた子どもでした。
いつのまにか、立派な中学3年生です!

●千葉中央宣教協力体堅信式ミサ
 2014.9.23 千葉市緑区・聖母マリア幼稚園にて

第一朗読:使徒言行録2・1-11
福音朗読:ルカ4・14-21

ホミリア
 堅信の秘跡は聖霊を与える秘跡だと言われています。
 聖霊は神の息吹、わたしたちに注がれる神のいのちの力ですが、目に見えません。その人に聖霊が与えられる、その人の上に聖霊が注がれる、それをどうしたら知ることができるでしょうか。聖霊は昔から、目に見えたり、耳で聞こえたりするいろいろなしるしで表わされました。
 聖書に出てくるしるし。今日の第一朗読は、ペンテコステと呼ばれるイエスの復活から50日目の出来事です。この日、使徒たちは聖霊に満たされて教会の活動を始めました。そこでのしるしは、「激しい風の音」と「炎のような舌」です。今日の祭服が赤いのは、この燃える炎のような聖霊の力、神の愛を表すためです。イエスがヨルダン川で洗礼者ヨハネから聖霊を受けたときは、「聖霊が鳩のような姿でイエスにくだった」とあるように、聖霊のしるしは「舞い降りる鳩」でした。
 聖書の中でもっと一般的な聖霊のしるしは、「按手」と「塗油」です。「手を置くこと」と「油を塗ること」。今日の福音でイエスが朗読したイザヤ書は、「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである」と言います。「油を注ぐ」というのが、聖霊が与えられるしるしなんですね。今日の堅信の秘跡でも按手と塗油という、この二つのしるしで、堅信を受ける人に聖霊が与えられることを表します。まず司教は皆さんの上に手をかざして祈ります(一度に皆さん全員の頭の上に手を置くことはできませんから)。それから塗油のときも頭に手を置きながら塗油するのです。油を塗るときの言葉は「父のたまものである聖霊のしるしを受けなさい」です。油はしるしですから、本当は目に見えない聖霊を受けなさいという意味です。「アーメン(たしかに)」と答えて、しっかり受けてください。
 ここで使われる油は「聖香油」と言って、オリーブオイルに香料を入れた「香油」ですが、そこに特別な祈りを込められたものです。「オリーブオイル」は今、スーパーにたくさん売っています。いろいろな種類があります。安いものから高いものまでいろいろ売っています。でもたぶん30年ほど前まで、オリーブオイルは日本ではスーパーにはほとんど売っていませんでした。どこで売っていたかというと、それは薬局(ドラッグストア)です。今は飲むと健康のためにいいとか言われていて、さかんに食用で用いられていますが、かつてはほとんど薬用。薬として肌に塗るものだったようです。聖書では傷口を保護するというような使い道ですが、日本でも日焼けのときや肌を保護するために用いられました。
 そのように、人をいやし、強めるのが聖霊の働きです。なんのために? それは神様から与えられる使命を果たすためです。第一朗読では、「神の偉大なわざを語る」ようにするのが聖霊の働きですし、福音では「貧しい人に福音を告げる」のが聖霊の働きだと言われています。別な言葉で言えば、神様がほんとうに素晴らしい方だと伝えるために聖霊は注がれるのです。
 神様は素晴らしい方だ、そのことを表した第一のしるし、目に見えるしるしは実はイエスさまでした。イエスは第一朗読のイザヤの預言のとおり、貧しい人によい知らせを告げ、さまざまな圧迫にあえいでいる人を解放しました。2000年前、イエスさまという一人の人に出会った人々は、その方の言葉を聞き、その方のなさることを見て、目に見えない神様がどんなに素晴らしい方であるかを知りました。そのイエスさまの使命を受け継いでいるのが教会です。教会というのは神様が素晴らしい方だということを目に見える形で表すしるしなのです。教会はそのために存在します。そのために2000年間、続いてきました。
 そして、皆さんが今、その教会の一人前のメンバーになるということを表すのが、堅信の秘跡です。幼児洗礼を受けた赤ちゃんも、もちろん本当に大切な教会のメンバーですが、より積極的に神様の素晴らしさを伝え、神の愛をあかしする教会の行動的なメンバーになるのが堅信の秘跡です。
 日本ではキリスト信者の数は少ないです。神様がどれほど素晴らしい方か知らない人がたくさんいます。だから、わたしたち教会が、神様の素晴らしさを伝えるのは難しいのです。でもだからこそ、神の愛をあかしすることがとても大切です。神様はどんな人も決して見捨てることはありません。わたしたちが辛いときにこそ、わたしたちのそばにいて支えてくださいます。でも神様を知らないと、苦しみや困難に出会ったとき絶望してしまう人もいます。神様を知らないから、自分のことしか考えられなくて、お金やモノ、目に見えるものばかりを追い求めている人もいます。わたしたちは神様の素晴らしさを知っていますし、なんとかそれを伝えたいのです。
 どうしたらいいのでしょうか。それは、神様が、イエスさまがどんな人をも大切にしたように、どんな人も大切にすること。孤独な人、辛い思いをしている人の友達になること。病気の人のお見舞いをすること。弱い人に親切にすること。泣いている人のそばにいて慰めること。わたしたちは言葉ではなく、態度や人との接し方で、神様の素晴らしさを伝えることができるのです。できます、大丈夫。今日、聖霊をいただいたのですから、きっとできます。そうやって人を強め、神様の素晴らしさを伝えることができるようにする、これが聖霊の働きです。
 聖霊のもう一つの大切な働きは、神と人とを一つに結び、人と人とを一つに結ぶことです。ペンテコステの日に、世界中のさまざまな国から来た人が使徒たちの言葉を理解しました。言葉の違い、民族の違いを超えて、すべての人が神の子どもであり、一つの家族であることを思い出させるのも聖霊の働きです。今日、ここにもいろいろな国から来た人、お父さんやお母さんが外国から来た人もいますね。でもわたしたちはみんな神様の子、互いに兄弟姉妹です。そのことに気づかせてくれて、お互いを兄弟姉妹として結びつけてくれるのが聖霊の働きです。その聖霊の働きを大切にしてください。




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| | 2014-09-28(Sun)05:09 [編集]


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2014-09-25 (Thu) 08:56